吉岡心平のマーク

タキ1800形1811

私有貨車

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タキ1700形
タキ1900形

 番号
[ロット表]

タキ1805
タキ1814

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第362週
第364週

積荷
●構造

入口


 今回は珍しい帝国車両製のベンゾール専用タキを取り上げる。同社は主に関西在のユーザーにタンク車を供給したが、本車もその一例であった。

 タキ1811は昭和30年4月に帝国車両で製作された。一ロット一両であった。

 設計比重は0.85、タンク容積は35.3mとタキ2100形並みだが、本車はタンク体を一廻り細くしたため、台枠はタキ1500形とほぼ同一サイズとなっている。

 タンク体は普通鋼製で、板厚は胴板9mm・鏡板12mmであった。タンク寸法は直径1,980mm・長さは11,700mmで、内部には小規模な加熱管装置が装備されている。
 台枠は通常の平形で、寸法は長さ12,600mm・BC間距離は9,100mm、ブレーキはKD254形空気+手、台車はTR41Cであった。

 落成時の所有者は由良精工KK・常備駅は和歌山であった。昭和30年11月に社名は本州化学工業KKとなった。昭和58年8月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和30年4月
製造所   帝国車両
設計比重  0.85
タンク容積 35.3m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 普通鋼
タンク板厚 胴板9mm・鏡板12mm
タンク直径 1,980mm
タンク長さ  11,700mm

●荷役方式
荷役方式 上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式   平形
長さ       12,600mm
BC間距離   9,100mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254形空気
台車      TR41C

タキ1800形1811の写真

【写真363】 タキ1800形1811 昭和51年8月9日 東静岡駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第29巻に「P01703」として収録されています。


【第363週】070812R4BX3、071111R4B、090830諸元追加。