吉岡心平のマーク

タキ8100形8128

私有貨車

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タキ8050形
タキ8150形

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解説

タキ8124
タキ8131

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第361週
第363週

積荷
●構造

入口


 日産化学では、タンク車を日立と富士重の二社に発注していた。今回紹介するタキ8100形もその典型例である。

 タキ8128は8129と一緒に昭和42年4月日立で製作された。なお同月同日に、富士重製のタキ8130,8131が落成している。

 外観・構造は一年前に製作された同社製のタキ8124,8125の増備で、積空ブレーキ装備となって点以外は変化ない。
 設計比重は1.32、タンク容積は22.7mと日産化学の標準値であった。

 タンク体はステンレス鋼製で、板厚は胴板6mm・鏡板8mmと薄く、タンク寸法は直径1,839mm・長さは8,970mmで、これらはタキ8124のロットと同一であった。
 台枠は通常の平形で、寸法は長さ9,700mm・BC間距離は6,400mmとこれまた変化ない。唯一ブレーキはKSD形積空+手に進化した。また外観では判らないが自連緩衝器もRD2からRD12に変わっている。台車はTR41Cのままである。

 所有者は日産化学工業KK・常備駅は西長岡であったが、昭和47年7月には速星駅に移動した。平成10年6月に廃車となった。


タキ8100形8128の写真

【写真362】 タキ8100形8128 昭和50年2月18日 越中島駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第20巻に「P01565」として収録されています。


【第362週】070805R4BX3、090208R4BY。