吉岡心平のマーク

タキ1700形1705

私有貨車

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タキ1650形
タキ1800形

 番号
ロット表

タキ1701
タキ1709

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第347週
第349週

積荷
●構造

入口


 タキ1700形は30トン積希硫酸専用車だが、このうち2両だけ三菱製がある。今回はこのグループを取り上げよう。

 タキ1705と1706は本形式の第3ロットとして昭和27年6月三菱で製作された。日立製のタキ1703,1704との競作であった。

 設計比重は1.6・タンク容積は19.2m3であった。
 タンク材質は普通鋼製で内面は耐食のため鉛で

ライニングされていた。タンク寸法は直径1,930mm・長さ6,300mmと太くて短いが、同社製のタキ300形濃硫酸専用車は、タンク体が細くて長いのに一体どうした訳だろう?
 台枠は平形で長さ8,620mm・BC間距離は5,070mmと半端な値で、ブレーキはKD254形空気+手、台車はTR41Aであった。

 所有者は東邦亜鉛KK・常備駅は安中であった。僚車タキ1706はタキ300形4582に改造されたが、本車は昭和49年11月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和27年6月
製造所   三菱
設計比重  1.6
タンク容積  19.2m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 普通鋼
タンク板厚 胴板9mm・鏡板12mm
タンク内面 鉛厚さ3mm
タンク直径 1,900mm
タンク長さ  6,800mm
●荷役方式
荷役方式  上入れ上出し式
●下廻り
台枠形式   側梁省略
長さ       8,620mm
BC間距離   5,070mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254形空気
台車      TR41

タキ1700形1705の写真

【写真348】 タキ1700形1705 昭和51年2月27日 茂原駅にて P:吉岡心平

タンク鏡板にある謎の跡は作業口の跡だろうか。

この写真は吉岡写真CD−ROM第8巻に「P0461」として収録されています。


【第348週】070429作成R4A、071113R4A2、080831ロット表R3追加+R4BY、091221ロット表を特別編1112に移動+諸元追加+R4B。