吉岡心平のマーク

タキ35000形35028

私有貨車

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タキ30200形
タキ38000形

 番号
[ロット表]

タキ35027
タキ35035

 ページ
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第336週
第338週

●積荷
●構造

入口


 今回はタキ35000形の初期ロットのうち、川崎製を取り上げよう。

 タキ35028は昭和42年3月川崎で、35034迄の7両ロットとして製作された。

 本形式は標準タンク車として開発されただけに標準化が進み、このロットも寸法的には他と変わらないが、側壁が切り立ったマンホール部とタンク踏板と梯子取り付け部の形状は、後の量産車と初期製を区別する証であった。

 タンク体は耐候性高張力鋼製で、形態はC3タイプ異径胴、寸法は両端直径2,050mm・中央直

径2,500mm、そして長さは11,520mmであった。
 荷役設備は通常の上入れ下出し方式だが、モービル向の本車は計量口が追加されている。
 台枠は35系特有の中梁省略形で、長さは11,820mm・BC間距離は8,820mmと、標準車だけに端数が附いている。ブレーキはKSD203−254形積空+片側、台車はTR41Cであった。

 落成時の所有者はモービル石油KK・常備駅は清水で、昭和45年2月常備駅は浮島町に移動した。昭和59年6月に日本陸運産業KK所有・神栖駅常備となり、僅か3ケ月後の同年9月に廃車となった。


タキ35000形35028の写真

【写真337】 タキ35000形35028 昭和51年4月29日 塩浜操駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第20巻に「P01152」として収録されています。


【第337週】070211作成R4A、071119R4A2、080504R4BY、130725R4C。