吉岡心平のマーク

タキ1400形1459

私有貨車

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タキ1250形
▼タキ1450形

 番号
[ロット表]

タキ1452
タキ1484

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第329週
第331週

積荷
●構造

入口


 タキ1400形30トン積カセイソーダ液専用車の中で、三菱製は8ロット11両と約1割を占めているが、旭化成や大阪曹達など撮影し難いロットが多かった。その中で唯一、東京在住のファンに馴染みがあったのが、今回取り上げた鶴見曹達の車両達である。

 タキ1459は1458と共に昭和28年4月三菱で製作された。同一メーカー・ユーザーの組合せでは、昭和26年製のタキ1418の増備に当る。

 設計比重は1.5・タンク容積は20.4mであった。同社製のタキ1400形は設計比重で2種に大別されるが、こちらは高比重のグループである。

 タンク体は普通鋼製で、寸法は直径1,870mm・長さ7,650mmであった。小型のドラムカンドームと大きなタンク受台が特徴的だ。
 台枠は標準的な平形で、長さ8,400mm・BC間距離5,300mm、ブレーキはKD254形空気+手、台車はTR41Aであった。

 落成時の所有者は東亜合成化学工業KK・常備駅は伏木であった。昭和41年7月に子会社の鶴見曹達KKに移籍し、鶴見川口駅常備となった。昭和58年2月には同駅の廃止で浅野駅常備となったが、実態は駅名が変わっただけである。岳南鉄道などへの近距離輸送に使用されていたが、昭和61年11月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和28年4月
製造所   三菱
設計比重 1.5
タンク容積 20.4m3

●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 普通鋼
タンク板厚 胴板9・鏡板12mm
タンク直径 1,870mm
タンク長さ 7,650mm

●荷役方式
荷役方式  上入れ上出し式S字管付
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      8,400mm
BC間距離  5,300mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254形
台車      TR41→TR41D
         (第一次台車改造)

タキ1400形1459の写真

【写真330】 タキ1400形1459 昭和51年2月17日 塩浜操駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第39巻に「P02281」として収録されています。


【第330週】061224作成R4A、071119R4A2、081029R4BY、130805R4C。