吉岡心平のマーク

タキ11000形11005

私有貨車

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タキ10950形
タキ11200形

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解説


タキ11008

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第321週
第323週

●積荷
構造

入口


 今回は、タキ11000形の最初期型について解説する。

 タキ11005は本形式の第一ロットとして、昭和39年2月に日車本店で製作された。タキ11000〜11007からなる8両ロットの一員であった。

 設計比重は0.88・タンク容積は39.8mであった。
 タンク材質は高張力鋼(HT55)で板厚は胴板6mm・鏡板9mmと薄い。タンク内部には蒸気加熱管、周囲には厚さ100mmのグラスウール断熱材と薄鋼板製のキセがあった。このロットが他のロッ

トと異なるのはセンタアンカ部で、その後製作されたロットよりボルト4個分だけ長さが長い。
 台枠は11系特有の中梁省略台枠で、長さは11,220mm、BC間距離は7,920mmである。ブレーキはKD254形空気+手、台車はTR41Cであった。

 所有者は日本石油KK・常備駅は入江であった。昭和60年9月、新興駅常備となったが、これは貨物駅削減のため、入江駅の部分も新興駅に吸収したためである。機械油の輸送用として頻繁に越中島駅に姿を見せていたが、平成7年12月に廃車となった。


【第322週】061029作成R4A、070610ロット表をロットブック26より移設+リンク変更、070905ロット表R3+R4A2、
080225ロット表を形式編21に移動、080920R4BY。

タキ11000形11005の写真

【写真322】 タキ11000形11005 昭和49年2月26日 越中島駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第9巻に「P00508」として収録されています。