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タキ300形302 |
私有貨車 |
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番号 |
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●積荷 |
■入口 |
今週で週代り解説も300週を迎える。いやはや我ながら飽きずに続けたものだ。 タキ302は昭和13年4月新潟で、302〜306の5両ロットで製作された。タキ300と301が若くして消滅したため、我々戦後派のファンにとっては実質上のトップナンバーとして珍重される存在だったのも、懐かしい思い出である。 設計比重は1.8・タンク容積は16.6m3で、戦後製より比重はやや低めである。 |
荷役装置は空気圧による上出し方式で、落成時はカセイソーダ専用車のように液出・空気管共に3方弁とS字管を装備していたが、腐食による保守困難のため、戦後廃止された経緯がある。 落成時の所有者は日本鉱業KK・常備駅は助川(後の日立)であった。戦争に伴う統制・合併で所有者は昭和18年10月日本硫酸配給統制KK、昭和19年5月日本硫硝酸統制、敗戦後は日本硫硝酸KKと変わり、昭和23年10月日本鉱業KKに復帰した。常備駅は一生を通して日立駅のままで、掲載写真も同駅での撮影である。昭和51年3月に廃車となった。 |
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【第300週】060528作成R4A、070624R4A2、081107R4BY。 |
【写真300】 タキ300形302 昭和49年5月11日 日立駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第9巻に「P00521」として収録されています。