吉岡心平のマーク

タキ3000形3333

私有貨車

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タキ2800形
タキ3500形

 番号
[ロット表]

タキ3273
タキ3351

 ページ
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第297週
第299週

積荷
●構造

入口


 タンク車の4桁ゾロ目は「2222」・「3333」・「4444」・「7777」・「9999」の5つある。今回紹介するのはタキ3000形の例だ。

 タキ3333は昭和30年3月日車本店製で、タキ3331〜3338の8両ロットに属する。

 設計比重は0.73・タンク容積は41.0mと本形式の標準値である。
 タンク体は普通鋼製で、板厚は胴板9mm・鏡板12mm、寸法は直径2,050mm・長さ12,600mmと至極普通の値であった。タンク受台は裾と台枠との間に隙間があり、側面に3角形の穴があ

るタイプだが、これは日車本店製の特徴で良い識別点となっている。
 台枠は平形で、長さは13,500mm・BC間距離は10,000mmであった。ブレーキはKD形+手、台車はTR41Cであった。

 落成時の所有者はスタンダードヴァキューム石油・常備駅は清水で、昭和37年1月の会社分割ではエッソスタンダード石油KK所有となり、昭和49年6月には塩釜埠頭駅に移動した。写真はこの時代のもので、ホームベース形のスタンバック時代の取付ボルトからX字状のステーで取り付けた社紋板が珍しい。昭和56年7月に廃車された。


■主要諸元
製造年   昭和30年12月
製造所   日車本店
設計比重 0.73
タンク容積 41.0m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)ドーム付
タンク材質 普通鋼
タンク板厚 胴板9・鏡板12mm
タンク直径 2,050mm
タンク長さ 12,600mm

●荷役方式
荷役方式 上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      13,500mm
BC間距離  10,000mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254形
台車      TR41C形

タキ3000形3333の写真

【写真298】 タキ3000形3333 昭和50年2月20日 国鉄郡山工場にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第20巻に「P01145」として収録されています。


【第298週】060514作成R4A、071129R4A2、090403R4BY、101031R4B、131003諸元追加+R4C。