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タキ5850形5881 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ5850形は20トン車の増備で余剰化した15トン積LPガス専用車を、当時需要が拡大していた塩化ビニール輸送に転用した形式だ。今回は日立製のロットを取り上げよう。 タキ5881は昭和43年7月日立でタム7100形7131を改造した。種車は日石輸送が昭和35年9月日立で製作したタム7129〜7138からなる10両ロットの一員である。 改造では種車のタンク体・台枠をそのまま用いたため、外観は種車時代と変化ないが、内部では弁類は銅アセチリドの生成を嫌って、銅合金を使用しないものに換装された。 |
タンク体はボイラー用鋼板(SB46)製で、板厚は胴板18mm・鏡板24mm、寸法は直径1,900mm・長さ12,782mmであった。周囲には厚さ70mmのスチロポール断熱材と薄鋼板製のキセがあった。 改造時の所有者は日本石油輸送KK・常備駅は浮島町であった。昭和54年3月に廃車となった。 |
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【第297週】060507作成R4A、071130R4A2、090202R4BY。 |
【写真297】 タキ5850形5881 昭和49年6月 村田駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第1巻に「P00024」として収録されています。