吉岡心平のマーク

タム5000形6258

私有貨車

 形式
索引

タム4900形
タム5100形

 番号
[ロット表]

タム6256

 ページ
索引

第290週
第292週

積荷
●構造

入口


 今回は三菱製のタム5000形塩酸タンク車を取り上げる。

 タム6258は昭和40年11月三菱で製作された。一ロット一両で、恐らく同社で最後に作られた2軸タンク車だと思われる。

 設計比重は1.17・タンク容積は12.8mと標準的であった。
 タンク材質は普通鋼製で、耐食のため内面は厚さ6mmのゴムでライニングされていた。タンク寸

法は直径1,700mm・長さは6,030mmで、ドームは塩酸タンク車の標準であるフランジ構造であった。
 台枠は平形で、長さは6,900mmと短く、いっぽう軸距は4,050mmと半端な値である。ブレーキはKD形空気+片側、走り装置は2段リンク式であった。

 所有者は大阪曹達KK・常備駅は小倉だったが、短期間で安治川口に移動した。落成から丁度15年を経た昭和55年10月に廃車となった。


【第291週】060326作成R4A、070714R4A2、090202R4BY。

タム5000形6258の写真

【写真291】 タム5000形6258 昭和49年9月15日 安治川口駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第33巻に「P01940」として収録されています。