吉岡心平のマーク

タキ2800形2895

私有貨車

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タキ2750形
タキ3000形

 番号
[ロット表]

タキ2883
タキ2900

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第42週
第44週

積荷
●構造

入口


 私有貨車研究所の下に「濃硫酸タンク車の変遷」を纏めてみたが、皆さんご覧頂けただろうか。サイト内で既に紹介した車両にリンクを張ったら、変形車しか取り上げていないことが歴然であった。今回はその反省・・・ と言う訳でもないが、まことに標準的な車両を取り上げる。

 タキ2800形は30トン積カセイソーダ専用車で、同じ30トン車でもタキ1400形とはタンク周囲に保温材を持つ点が、タキ2600形とはタンク内面のゴムライニングが無い点がそれぞれ異なる。元々はタキ2600形は純度保持を要する積荷、本形式は汎用品、タキ1400形は汎用品の暖地向、

と住み分けていた様である。

 タキ2895は2894〜99の一員として昭和31年8月三菱で製作された。外観・構造はカセイソーダ用タキの典型であり、タンク体は普通鋼製で周囲には保温用のグラスウール断熱材と薄鋼板製のキセを持つ。ドーム・配管・タンク踏板、そして手摺も良く纏まっておりり、全体として破綻のないものだ。

 生涯を通じて所有者は日本カーバイト工業KK・常備駅は魚津であった。昭和58年9月に廃車となった。


タキ2800形2895の写真

【写真43】 タキ2800形2895 昭和49年8月 越中島駅にて P:吉岡心平


【第43週】010624作成、011112リンク追加、020907リンク追加、040717R4、050412R4A、070627R4A2、091001R4BY、100905R4B。