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タキ5450形5479 |
私有貨車 |
○ |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
高圧ガスタンク車は標準設計が進んでいるが、タキ5450形は初期ロットが手ブレーキと側ブレーキが混在し、形態的にも興味深いロットが多い。 タキ5479は昭和43年6月三菱製で、5478〜5480の3両ロットの一員であった。同社製の本形式では、初の側ブレーキとなったロットである。 タンク体は高張力鋼製で、板厚は胴板17mm・鏡板19mm、寸法は直径1,800mm・長さ8,260mmと、何れも本形式の標準値であった。タンク受台は三菱製で初めて押え金方式となり、同社製の識別ポイントである「耳たぶ」形の吊環が初 |
めて設置された。 落成時の所有者は徳山曹達KK・周防富田駅常備であった。昭和55年10月、駅名は新南陽に変更された。平成4年12月に旭化成工業KKに移籍し南延岡駅常備となり、平成10年10月に廃車となった。30年を超える寿命は高圧ガスタンク車としては、異様に長命と言えるだろう。 |
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【写真285】 タキ5450形5479 昭和50年3月8日 周防富田駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第33巻に「P01943」として収録されています。