吉岡心平のマーク

タキ5050形65050

私有貨車

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タキ5000形
タキ5100形

 番号
[ロット表]

タキ55098
タキ65053

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第283週
第285週

積荷
●構造

入口


 今回は数あるタキ5050形35トン積塩酸タンク車のうち、日車製で比較的新しいタイプを紹介する。

 タキ65050は昭和51年4月日車製で、65051との2両ロットとして誕生した。

 設計比重は1.18・タンク容積は29.6mであった。
 タンク材質は普通鋼製で、内面は耐食のため厚さ4mmのゴムでライニングされていた。タンク寸法は直径2,050mm・長さ9,900mmで、保安対策車のため値は標準化されている。ドームは塩酸タンク車の標準構造である頂板がフランジ接続

となったもので、配管・弁類は全て頂板に設置されていた。タンク踏板は保安対策のため強化型で、タンク手摺の一部を板張りとしてプロテクタ機能を付加している。
 台枠は平形で、長さ10,900mm・BC間距離7,500mmとオーバーハング長は1,700mmと長いが、これは保安対策車の標準値である。ブレーキは積空+手、台車はTR225であった。

 落成時の所有者は東亜合成化学KK・昭和町駅常備であった。写真は吉原駅横の化成品商社に塩酸を輸送してきた際のもの。社名は平成6年7月に東亜合成KKに変わったが、その一年後の平成7年10月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和51年4月
製造所   日車
設計比重 1.18
タンク容積 29.6m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドームレス
タンク材質 普通鋼
タンク内面 厚さ4mmゴム
タンク板厚 胴板9・鏡板12mm
タンク直径 2,050mm
タンク長さ 9,900mm
●荷役方式
荷役方式 上入れ上出し式
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      10,900mm
BC間距離  7,500mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD180−254形積空
台車      TR225形

タキ5050形65050の写真

【写真284】 タキ5050形65050 昭和51年8月10日 吉原駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第33巻に「P01929」として収録されています。


【第284週】060205作成R4A、070926R4A2、090219R4BY、130910R4C、140116諸元追加。