吉岡心平のマーク

タム500形2583

私有貨車

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タム400形
タム600形

 番号
[ロット表]

タム2572
タム2591

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第281週
第283週

積荷
●構造

入口


 今回は、数少ない鉄道車両工業KK製のタンク車を取り上げる。

 タム2582は昭和26年9月鉄道車両製で、2581〜2583の3両ロットとして誕生した。同社は昭和24〜27年にかけてタ400形戦災復旧車やタム4000形など数形式のタンク車を製作したがどれも数が少なく、希少な存在と言える。

 外観・構造は戦前製の新潟製を模したものと思われ、全体のプロポーションは整い、癖のない作りである。唯一同社製の特徴と言えるのは、一寸

変わった形をしたタンク帯金取付部程度であろうか。タンク鏡板が異様に平らなのは何故だろう?
 台枠は平形で、戦後製のため側梁に180mmチャンネルを用いた頑丈なものである。走り装置は1段リンクからヨンサントウで2段リンクに改造された。

 落成時の所有者は昭和石油KK・浜川崎駅常備で、昭和27年11月東新潟港、昭和33年10月塩浜と移動した。驚くべきことに昭和60年5月には昭和シェル石油KK所有となり、昭和62年3月に廃車となった。


タム500形2583の写真

【写真282】 タム500形2583 昭和51年7月26日 新津駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第20巻に「P01160」として収録されています。


【第282週】060122作成R4A、070612R4A2、090601R4BY、121118R4C。