吉岡心平のマーク

タキ4000形34090

私有貨車

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タキ3900形
タキ4100初代形

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解説

タキ34087

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第274週
第276週

積荷
●構造

入口


 大抵の形式では、トップとラストに変り種が集まるが、35トン積濃硫酸専用車として大量生産されたタキ4000形も、その例外ではなかった。

 タキ34090はタキ4000形のラストナンバーで、34089と一緒に昭和43年7月日立で製作された。同時にタキ34088が富士重で競作されている。当時は既にタキ5750形40トン車が量産されていた時期であり、本形式の新製車としては2年振りの登場となった。

 設計比重は1.84・タンク容積は19.0mと、標準的な値であった。

 普通鋼製のタンク体はドーム付で、タンク直径は1,700mm・長さは8,730mmと、長さが多少大きい他は標準的であった。タンク受台は帯金方式に変わったが、これが近代的に見えるポイントだと思われる。
 台枠は平形で、長さ9,200mm・BC間距離6,200mmと、オーバーハング長が1,500mmに短縮された点以外は変わった所はない。ブレーキはKSD形積空+両側、台車はTR41Cであった。

 所有者は日産化学工業KK・常備駅は名古屋港だったが、昭和50年10月速星駅に移動した。その後、昭和63年7月に廃車となった。


【第275週】051204作成R4A、070609リンク変更、070725R4A2、090211R4BY。

タキ4000形34090の写真

【写真275】 タキ4000形34090 昭和49年12月23日 名古屋港駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第16巻に「P00937」として収録されています。