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タキ20700形20702

私有貨車

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タキ20701

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第272週
第274週

積荷
●構造

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 タキ20700形は既に20701を紹介したが、今回は日車製の保安対策車を取り上げる。

 タキ20702は昭和49年7月日車製で、一ロット一両だが、タキ24600形が同時に製作された。

 設計比重は1.62・タンク容積は21.6m3と他車並であった。
 タンク体は純度保持のためステンレス鋼(SUS304)製で、寸法は直径1,850mm・長さ8,610mmと直径は同じだが長さが60mm長くなった。これは保安度向上に伴うタンク空容積増加の影響である。

 荷役方式は空気圧による上出し方式で、タンク踏板が強化されたため、大掛かりな作りである。
 台枠は平形で、寸法は長さ10,300mm・BC間距離7,000mmと在来車と同一である。元々走行性能確保のため、タンク寸法の割には台枠長さが大きかったようだ。ブレーキはKSD形積空+両側、台車はTR41Eであった。

 落成時の所有者は旭硝子KK・常備駅は浜五井であった。昭和62年5月に関西化成品輸送KK・安治川口駅常備に変わり、翌月には更に日本石油輸送KK・郡山駅常備となったが、平成9年7月には再び関西化成品に戻った。


【第273週】051120作成R4A、060823リンク追加、071006R4A2、090320R4BY。

タキ20700形20702の写真

【写真273】 タキ20700形20702 昭和51年9月15日 村田駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第22巻に「P01297」として収録されています。