吉岡心平のマーク

タキ20700形20701

私有貨車

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タキ20600形
タキ20800形

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ロット表

タキ20700
タキ20702

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第49週
第51週

積荷
●構造

入口


 「トリクロールエチレン及びパークロールエチレン」は22文字もあって、我国の専用種別の字数ナンバーワンだ。貨車ファン向の早口言葉としても好適である・・・
 閑話休題、トリクロールエチレンは商品名「トリクレン」で御馴染みだっだ溶剤である。一方のパークロールエチレンは溶解力に劣ることが幸いして、ドライクリーニングの洗浄剤として使用されてきた。プラスチック製のボタンが溶けてしまったら困るからね。

 タキ20701は3年振りの増備車として、昭和49

年3月に富士重で製作された。1ロット1両で、高比重の積荷のためタキ29300形に似た外観である。タンク体はステンレス製なのだが、塩素系溶剤のタンク車の通例として黒く塗装されている。逸液の分解物による外面腐食を防ぐためだろうか。保安対策後に製作されたため、強化形のタンク踏板や手摺、TR41E台車の採用など、前作のトップナンバーとは外観が一変し、重量感のあるスタイルとなった。

 所有者は関東電化工業KK・常備駅は渋川で、今もって健在であることは喜ばしい。


【第50週】010812作成、040207R4、050315 リンク変更、050502R4A、060823ロット表R2追加、070702R4
A2、070825ロット表R3、080429ロット表を特別編875に移動+R4BY。

タキ20700形20701の写真

【写真50】 タキ20700形20701 昭和49年4月17日 渋川駅にて P:吉岡心平