吉岡心平のマーク

タキ16200形16206

私有貨車

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タキ16100形
タキ16300形

 番号
ロット表

タキ16204
タキ16208

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第259週
第261週

積荷
●構造

入口


 タキ16200形は35トン積酢酸ビニル専用車で、昭和44〜50年に6ロット10両が富士重・日立で製作された。タキ8700形30トン車の後継拡大版で、軽量化のためキセ付35系とした。

 タキ16206は昭和47年4月富士重で製作された。一ロット1両の孤立ロットである。

 基本設計は、昭和44年富士重製の16200,01、46年製のタキ16206と同一である。
 設計比重は0.92・タンク容積は16.9mであった。
 タンク材質はステンレス鋼、板厚は胴板6mm・鏡板8mm、寸法は両端直径1,850mm・中央

直径2,300mm・長さ10,960mmであった。周囲にはウレタン75mmによる保冷キセがあった。
 本形式の特徴に、上入れ上出し方式の荷役方式がある。酢酸ビニル自体は規制なく下出しで良いのだが、酢酸輸送に臨時使用することを想定した構造のようだ。
 台枠は35系中梁省略形で、長さは11,500mm・BC間距離は8,500mmと、キセ付35系の標準タイプたる「BC8500系」の仲間である。台車はTR41Cであった。

 所有者は内外輸送KK・常備駅は中条で、各種化成品の輸送に活躍したが、平成12年3月に廃車となり姿を消した。


■主要諸元
製造年   昭和47年4月
製造所   富士重
設計比重  0.92
タンク容積  38.0m3
●上廻り
タンク形態 異径胴(C3)形ドームレス
タンク材質 ステンレス鋼(SUS304)
タンク板厚 胴板6mm・鏡板8mm
タンク両端直径 1,850mm
タンク中央直径 2,300mm
タンク長さ  10,960mm
熱絶縁   厚さ75mmウレタン

●荷役方式
荷役方式  上入れ上出し式S字管付
●下廻り
台枠形式    35系標準
台枠長さ    11,500mm
BC間距離   8,500mm
自連緩衝器  RD12
留置ブレーキ 両側
空気ブレーキ KSD254−305形積空
台車      TR41C

タキ16200形16206の写真

【写真260】 タキ16200形16206 昭和50年7月24日 周防富田駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第11巻に「P00618」として収録されています。


【第260週】050821作成R4A+ロット表をタキ16208より移動、060819ロット表R2、070713R4A2+ロット表R3、
090108R4BY、090921R4B+諸元追加、130504R4C。