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タキ16200形16208 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
▲タキ16206 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ16200形は35トン積酢酸ビニル専用車で、昭和44〜50年に10両製作された。基本構造をキセ付35系とすることで軽量化し、従来のタキ8700形から荷重を5トン増とした形式である。 タキ16208は09と共に、同形式の最終ロットとして昭和50年3月富士重で製作された。 外観・構造は典型的なキセ付35系タンク車で、製造時期から手ブレーキ・TR41E台車を装備したフェーズ3となった。設計比重は0.92・タンク容積は38m3で本形式の標準値である。 |
タンク体はステンレス鋼製で形態はドームレスのC3タイプ異径胴、寸法は両端直径1,850mm・中央直径2,300mm・長さは10,690mmであった。周囲には保冷用に厚さ75mmのウレタン断熱材と薄鋼板からなるキセがあった。 所有者は信越化学工業KK・常備駅は黒井であった。常備駅は昭和56年10月に武生、平成3年2月に安治川口と変遷し、平成5年9月、タキ16200形で最初に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和50年3月 製造所 富士重 設計比重 0.92 タンク容積 38.0m3 ●上廻り タンク形態 異径胴(C3)形ドームレス タンク材質 ステンレス鋼(SUS304) |
タンク板厚 胴板6・鏡板8mm タンク両端直径 1,850mm タンク中央直径 2,300mm タンク長さ 10,960mm 熱絶縁 厚さ75mmウレタン ●荷役方式 荷役方式 上入れ上出し式S字管付 |
●下廻り 台枠形式 35系標準 台枠長さ 12,000mm BC間距離 8,700mm 自連緩衝器 RD18 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KSD180−254形積空 台車 TR41E−12形 |
【写真1201】 タキ16200形16208 昭和51年10月10日 安治川口駅にて P:吉岡心平