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タ3900形3905 |
私有貨車 |
○ |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
変形車誕生の原因の一つに事故復旧が挙げられる。事故の際の標準的取扱いは金銭賠償だが、例外的に大量の復旧車を生んだ事例が存在した。 タ3900形10トン積ガソリン専用車は、タ3902を既に紹介したが、今回取り上げたタ3905はこれと同一ロットで、昭和30年11月日車支店で15両製作された本形式第一ロットの一員であった。 |
2段リンクへ改造された車両なら、改造工場の差によるものと考えればよいのだが・・・ 設計比重は0.73、タンク容積は13.7m3であった。タンク体は普通鋼製で、10トン積のため直径1,700mm・長さ6,300mmと小型である。 落成時の所有者はスタンダードヴァキューム石油会社・常備駅は浜安善で、釧路臨港を経て昭和35年8月に本輪西駅常備となったが、僅か2ケ月後の昭和35年10月に、他の14両と一緒に日本石油輸送KK所有・沼垂駅常備となった。 |
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【写真245】 タ3900形3905 昭和51年7月30日 秋田港駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第30巻に「P01761」として収録されています。