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タキ10150形10155 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
タンク車の消長には化学工業の原料転換を契機とするものが多い。 タキ10150形は30トン積液化塩化ビニル専用車で、昭和43〜54年に33両が製作された。タキ5800形25トン車の拡大版で、需要から見るともっと作られても良い筈だが、同時期に日石輸送がLPタムの転用車であるタキ5850形を大量に製作したため、これに邪魔された形になっている。 タキ10155は10150〜57の一員として、昭和43年1月富士重で製作された。 |
タンク体には、液化塩化ビニル専用車で初めて高張力鋼を採用した。使用圧力が低いため、板厚は胴板11mm・鏡板14mmと比較的薄い。なお本ロットの鏡板は他より厚く、これ以降製作された車両の鏡板は、全て12mm厚となっている。 所有者は電気化学工業KK・常備駅は青海であったが、実際の運用は京葉地区から八木原だったようである。写真の10155を含むトップから7両は、満10才となる昭和52年12月に廃車となり、残る10157は同時期に信越化学に移籍したが、これも程なく廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和43年1月 製造所 富士重 ガス定数 1.22 タンク容積 36.8m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形 |
タンク材質 高張力鋼(HT55) タンク板厚 胴板11・鏡板14mm タンク直径 1,960mm タンク長さ 12,570mm 熱絶縁 グラスウール厚さ75mm ●荷役方式 荷役方式 マンホール弁式 |
●下廻り 台枠形式 平形 台枠長さ 12,950mm BC間距離 9,650mm 留置ブレーキ 片側 空気ブレーキ KE305形 台車 TR41C形 |
【写真221】 タキ10150形10155 昭和49年1月12日 村田駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第24巻に収録されています。