吉岡心平のマーク

タキ7300初代形7395

私有貨車

 形式
索引

タキ7250形
▼タキ7300二代形

 番号
解説

タキ7357
タキ17304

 ページ
索引

第219週
第221週

積荷
●構造

入口


 昔のCDを見直してみると、意外に標準車を取り上げていない事に気が付いた。そこで今回は、タキ7300形の標準タイプを取り上げる。

 タキ7300形は昭和34〜41年に7300初代・・・57327の523両製作された35トン積セメント専用車。メーカーは川崎と日立の2社で、最多を占めたのは、前者が住友(磐城・川崎)セメント向に製作した17ロットのうち、量産タイプとなる16ロット(7309〜70,74〜97,13700〜35,42〜99,27300〜57,37303〜40)であった。

 タキ7395は92〜97の6両ロットとして、昭和36年2月川崎で製作された。

 タンク体は普通鋼製で、円筒を水平線で切り裂き、その間に三角形の側板を挟んだ形のFE2異径胴である。寸法は両端直径1,978mm・長さ9,000mmで、底部にはエアスライド装置が内蔵されていた。
 台枠はタンク体と干渉する枕梁間の中梁を省略したタイプで、長さは10,000mmであった。車端部まで側梁を太いまま貫通させたのは、ホキに倣ったものと思われる。台車はTR41Cであった。

 所有者は磐城セメントKK・常備駅は美濃本巣であった。昭和38年10月に社名が住友セメントKKと変わった以外は変化なく、昭和59年8月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和36年2月
製造所   川崎
設計比重  1.25
タンク容積 28.0m3
タンク形態 異型胴(FE2)形
●上廻り
タンク材質 普通鋼
タンク板厚 胴板6・鏡板8mm
タンク両端直径 1,964mm
タンク中央直径 2,447mm
タンク長さ  9,000mm
●荷役方式
荷役方式  エアスライド式
●下廻り
台枠形式   枕梁間中梁省略形
台枠長さ   10,000mm
BC間距離  6,700mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254形
台車      TR41C形

タキ7300初代形7395の写真

【写真220】 タキ7300初代形7395 昭和51年7月27日 焼島駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第21巻に収録されています。


【第220週】041114作成R4、050326R4A、070724R4A2、090920R4BY、101130諸元追加+R4B、130714
R4C。