吉岡心平のマーク

タキ5750形95759

私有貨車

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タキ5700形
タキ5800形

 番号
解説

タキ85795
タキ95783

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第208週
第210週

積荷
●構造

入口


今回は、タキ5750形濃硫酸専用車で、最もありふれたタイプを取り上げる。

 タキ95759は昭和46年12月川崎製で、タキ95754〜78の25両ロットの一員である。化成品タンク車と言えば、ロット数両と言う先入観があるが、濃硫酸ともなるとロット規模も流石に大きい。

 本形式は、メーカーによりタンク直径が2種類あることで有名だが、このロットは直径の太いほうに属する。
 設計比重は1.84、タンク容積は21.7m3で、濃硫酸専用としては標準値であった。

 タンク体は高張力鋼のドームレスタイプで、板厚は胴板8mm・鏡板9mmと薄く、寸法は直径1,850mm・長さ8,570mmである。保安度向上以前の製作でもあり、タンク踏板やブレーキ装置周りは、全体的に繊細な作りとなっていた。
 台枠は平形で、長さは線路の負担荷重からくる制限一杯の10,000mm・BC間距離は7,000mmであった。ブレーキは両側+積空・台車はTR41Cであった。

 所有者は安宅産業KK・常備駅は宮下であった。昭和49年8月に伊藤忠商事KKの所有となり、その後廃車となったが、時期は不明である。


■主要諸元
製造年   昭和46年12月
製造所   川崎
設計比重  1.84
タンク容積 21.7m3
タンク形態 直円筒(S1)形ドームレス
●上廻り
タンク材質 耐候性高張力鋼
タンク板厚 胴板8mm・鏡板9mm
タンク直径 1,850mm
タンク長さ  8,570mm
●荷役方式
荷役方式  上入れ上出し式
●下廻り
台枠形式   側梁省略幅狭形
台枠長さ    10,000mm
BC間距離   7,000mm
留置ブレーキ 両側
空気ブレーキ KSD254−305形積空
台車      TR41C形

タキ5750形95759の写真

【写真209】 タキ5750形95759 昭和50年5月8日 越中島駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第37巻に「P02212」として収録されています。


【第209週】040829作成R4、050306作成R4A、070827R4A2、090220R4BY、100321諸元追加+R4B。