吉岡心平のマーク

タキ300形4424

私有貨車

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タキ250形
タキ400形

 番号
[ロット表]

タキ4364
タキ4443

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第202週
第204週

積荷
●構造

入口


 今回は、タキ300形のうちの他形式改造車を紹介する。

 濃硫酸タンク車は、改造車が多い積荷のひとつだ。歴史が古く両数も多いのがその原因と思われ、中でも希硫酸専用車は多数の改造車を輩出したことで有名であった。

 タキ4423〜27は昭和32年6月汽車東京でタキ1700形30トン積希硫酸専用車の1700,13〜15,23を改造したロットである。写真のタキ4424は1714の改造車で、昭和28年4月汽車大阪製であった。

 改造では、種車の鉛ライニング付タンク体を廃却し、新品の普通鋼製タンク体を搭載した。一方、台枠以下は種車のものをそのまま流用したため、台枠長さに比較してタンク体が小型となっている。台車はTR41Cから第一次台車改造で、TR41Dに改造された。

 落成時の所有者は日本曹達KK・常備駅は大寺であった。後者は駅名変更により昭和40年6月、磐梯町に改称された。昭和41年12月には部門の分離により日曹金属KK所有となった。隅田川駅などで良くその姿が見られたが、昭和58年10月に廃車となった。


タキ300形4424の写真

【写真203】 タキ300形4424 昭和51年6月13日 隅田川駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第36巻に「P02106」として収録されています。


【第203週】040718作成R4、041212R4A、070627R4A2、080921R4BY、100909R4B。