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タキ14800形14811 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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●積荷 |
■入口 |
昭和40年代も中頃になると、国鉄主導による新規化成品輸送用のタンク車開発が盛んとなった。ナイロン原料であるカプロラクタム専用車もその一つで、高温下で溶融輸送するが過熱すると分解変質するため、高度の保温装置を具備するタンク車として開発された。 タキ14811は昭和44年10〜11月に三菱で14807〜14820の14両が製作されたうちの一両である。 F3タイプ異径胴のタンク体はステンレス鋼製で、寸法は両端直径1,850mm・中央直径2,400 |
mm・長さ10,030mmであった。温度面の要求を満たすため、周囲には厚さ150mmのウレタン断熱材とステンレス薄板製のキセがあり、またタンク下半分の外壁には外部加熱管が設置されていた。軽量化のためタンク踏板・梯子はアルミ合金製である。三菱タイプの見所は、タンク受台部に断熱用のFRP板を挟むため、タンク固定にワイヤロープを用いた点にあり、受台下端にはワイヤ固定部が見て取れる。 所有者は三菱化成工業KK・常備駅は黒崎で、宇治駅にあったユニチカへカプロラクタムを輸送していた。昭和63年5月に社名は三菱化成KKとなり、平成元年10月に廃車となった。 |
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【第199週】040620作成R4、050429R4A、070718R4A2、080812R4BY。 |
【写真199】 タキ14800形14811 昭和50年7月26日 黒崎駅にて P:吉岡心平