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タキ14800形14804 |
私有貨車 |
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番号 |
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●積荷 |
■入口 |
私有貨車の最盛期には、国鉄とメーカーが一体となって新種の貨車を開発し、新たな積荷を鉄道輸送に誘致することが盛んに行われた。今回取り上げるタキ14800形はその好例である。 タキ14800形は35トン積カプロラクタム専用車で、昭和44年に30両、55年に4両の計34両が製作された。従来は固体で輸送していたものを、溶融状態で輸送するもので、積荷の変質温度と固化温度の範囲が狭いため、保温性能の優れたタンク車開発が、実現のポイントであった。 タキ14804は昭和44年6月富士車両で製作された。14803〜06からなる第3ロットの一員であった。 |
mのウレタン断熱材と薄鋼板製のキセ、タンク内部と弁装置廻りには蒸気加熱管が各々設置されていた。 所有者は宇部興産KK・常備駅は居能で、旭化成延岡へナイロン原料のカプロラクタムを輸送していたが、平成8年7月に廃車となった。 |
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【第113週】021027作成、031028リンク追加、031221R4、040620リンク追加、050429R4A、060826ロット表 |
【写真113】 タキ14800形14804 昭和50年3月7日 宇部駅にて P:吉岡心平