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タサ1700形1726 |
私有貨車 |
○ |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
戦後の一時期、ボギー台車にTR24を用いたタンク車の一群があった。耐速性能を要求しないタンク車にとって、何故採用したかは謎であり、輸出貨車との関連が取り沙汰されるが定かではない。 タサ1700形は20トン積ガソリン専用車で、昭和24〜37年にかけて485両が製作された。番号は多数の飛番があり、複雑な様相を呈している。 タサ1726は、昭和24年10月汽車大阪製で、1720以下35両製作された第2ロットに属する1両であった。 タンク体は普通鋼製で、直径が1,850mmと細いので長さ10,800mmと他社製より1.3mも長い。胴板厚さは最初作られた20両は10mmと厚かったが、後半15両は9mmと標準的な値となっ |
た。ドーム頂部は、当時流行していたドラムカン形である。 所有者はスタンダードバキューム石油会社・常備駅は初島であった。昭和27年5月に東小倉駅常備となり、その後塩釜港、塩釜埠頭と変遷した。昭和37年1月の企業分割でエッソスタンダート石油KKの所有となり、相変らず塩釜埠頭を基地として使用されたが、昭和54年1月に廃車となった。 |
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【写真182】 タサ1700形1726 昭和50年2月20日 国鉄郡山工場にて P:吉岡心平