吉岡心平のマーク

タサ1700形1798

私有貨車

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タサ1600形
タサ1900形

 番号
[ロット表]

タサ1726
タサ1829

 ページ
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特別編847
特別編849

積荷
●構造

入口


 タサ1798は1800までの3両ロットとして、昭和25年2月川崎で製作された。

 このロットが特異なのは写真を見れば一目瞭然だろう。なんとタンク帯金が4本あるのだから。
 昭和石油が同時期に製作したタサ2400形・タキ100形は、いずれも同様の構造を持つが、タサは川崎製、タキは汽車製とメーカーは異なる。従ってユーザーの指示としか思えない。さて問題は何を目的に4本バンドとしたのかなのだが・・・

 設計比重はガソリン専用車の標準値で、タンク直径はタキ並に太いが、これは当時の川崎製の特徴である。
 ちなみに直前のロットも川崎製だが、こちらはドラムカンドームで外観は大きく異なっている。

 所有者は昭和石油KK・常備駅は浜川崎であった。その後、連合軍貸渡し、東新潟港常備などを転々としたが、最後は浜川崎駅常備に戻り、昭和58年8月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和25年2月
製造所   川崎
設計比重 0.73
タンク容積 28.1m3
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
●上廻り
タンク材質 普通鋼
タンク板厚 胴板9・鏡板12mm
タンク直径 2,050mm
タンク長さ 8,800mm

●荷役方式
荷役方式 上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式   平形
台枠長さ   9,400mm
BC間距離  6,100mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254形
台車      TR41C形

タサ1700形1798の写真

【写真1848】 タサ1700形1798 昭和55年10月11日 安治川口駅にて P:吉岡心平


【特別編848】080211作成R4B。