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タキ1000形1033 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ1000形の解説はこれで2両目だが、今回は外観に及ぼすユーザーの影響を考察する。 タキ1000形は25トン積石油類専用車で、タキ3000形の増備で余剰化したタサ1700形20トン車の活用策のひとつであった。 タキ1033は、日本石油が昭和28年に32両まとめて改造したうちの1両である。種車はタサ1788で昭和24年川崎製であった。 種車のものを用いたタンク体は普通鋼製で、改造では内部に加熱管と鏡板に点検蓋を追加した。寸法は直径1,960mm・長さ9,480mmとバランスが良く、写真ではタキ3000形を一回り小型 |
化したように見える。 ・・・と、これでは何が変わっているのか判らないが、弊サイトの愛読者はピンと来るだろう。当時の川崎製ボギータンク車は、直径2,050mmのタンク体を用いており、このロットはその例外なのである。 台枠は平形で、長さ10,500mm・BC間距離7,000mm、台車はTR41Aであった。 所有者は日本石油KK・常備駅は名電築港であった。昭和37年5月に安治川口駅常備となり、昭和51年10月に廃車となった。 |
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【第180週】040208作成R4、050503R4A、070907R4A2、090614R4BY。 |
【写真180】 タキ1000形1033 昭和51年3月17日 安治川口駅にて P:吉岡心平