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タム2300形12345 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タム2300形15トン積液化塩素専用車は、昭和25〜39年に2300〜2399,12300〜12467の268両が製作された。メーカーではトップナンバーを開発した三菱製が、圧倒的多数を占めている。 番号マニアの華であるタム「12345」は、昭和32年8月三菱で、12343〜45からなる3両ロットの一員として製作された。本形式では最も標準的なグループに属し、液化塩素特有の「航送用」設備を持たない、所謂「陸送用」車に属していた。 |
台枠は平形で長さは9,500mm・BC間距離6,200mm、ブレーキはKE形・台車はTR41Bであった。 落成時の所有者は東亜合成化学工業KK・常備駅は名電築港であった。昭和41年1月には名古屋臨海発足で昭和町駅常備となったが、同年7月には子会社の鶴見曹達KKに移籍され、鶴見川口駅常備となった。主に岳南鉄道沿線の製紙メーカーへの塩素輸送に用いられていたが、昭和52年3月に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和32年8月 製造所 三菱 ガス定数 0.8 タンク容積 12.9m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形 |
タンク材質 ボイラー用鋼板(SB42) タンク板厚 胴板22mm タンク直径 1,400mm タンク長さ 8,590mm 熱絶縁 厚さコルク105mm ●荷役方式 荷役方式 マンホール弁式 |
●下廻り 台枠形式 平形 長さ 9,500mm BC間距離 6,200mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KE305形 台車 TR41B形 |
【写真166】 タム2300形12345 昭和51年10月31日 塩浜操駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第30巻に「P01800」として収録されています。