吉岡心平のマーク

タキ5450形5461

私有貨車

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タキ5400形
タキ5500形

 番号
[ロット表]

タキ5453
タキ5470

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第163週
第165週

積荷
●構造

入口


 タキ5450形は25トン積の液化塩素専用車で、台車を除けば同じスタイルとの印象が強いが、これは業界による標準設計の賜物で、タキ5471以降(一部例外あり)の特徴だ。一方、これ以前に製作された車両は、メーカー・ロット毎にさまざまなタイプが見られた。

 タキ5461は、昭和41年10月日車本店でタキ5460〜62の3両ロットとして製作された。

 設計比重は0.8で、タンク体は高張力鋼製であった。タンク寸法は直径1,800mm・長さ8,430mmと後の標準車より長いが、寸法では170

mmと僅かだ。
 反面、台枠長さは9,400mmと740mm長いが、これは手ブレーキを使用していることも影響している。台車は写真のようにTR41C付で落成し、BC間距離は6,100mmと6mを超えていたため、TR41Dには改造されなかったが、昭和51年からの第二次改造では対象となり、後にTR41DSに改造された。

 所有者は日新電化KK・常備駅は酒田港で、同社は後に東北東ソーの一部となったが、本車は引き継がれることなく、落成から15年後の昭和56年12月に廃車となった。


タキ5450形5461の写真

【写真164】 タキ5450形5461 昭和51年7月29日 酒田港駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第30巻に「P01781」として収録されています。


【第164週】031019作成、040708R4、050319R4A、070924R4A2、090526R4BY、121128R4C。