タキ3900形3951 |
私有貨車 |
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形式 |
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●積荷 |
■入口 |
平成14年度末の両数表から、タキ3900形が姿を消した。最後まで残ったのは変形車だったので、ここでは標準的なスタイルの車両を紹介する。 タキ3900形は昭和29〜44年に66両が誕生した30トン積石炭酸専用車で、タサ3400形20トン車をそのまま大型化した設計である。高純度を要求される合成樹脂原料の輸送用として、接液部にステンレス鋼を使用した最初期の車両である。 タキ3951は昭和38年10月若松製で、富士重製の52、日車本店製の53,54と競作された。 |
さは10,500mmであった。室温で固化する積荷のため、タンク下半分には温水ジャケット形の外部加熱装置があり、注水管と配水管は本形式のチャームポイントだ。その周囲には厚さ30/60mmのグラスウール断熱材と薄鋼板製のキセがあり、本車は若松製では珍しいカマボコ形だが、他社製を見習ったものと思われる。 所有者は三井化学工業KK・常備駅は大牟田であった。昭和39年12月に三池港駅常備に変わり、昭和43年10月には東洋高圧との合併で三井東圧化学KK所有となった。昭和50年頃に大牟田駅常備に戻り、平成8年10月に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和38年10月 製造所 若松車両 設計比重 1.04 タンク容積 28.9m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付 |
タンク材質 ステンレスクラッド鋼 タンク板厚 胴8+1.5鏡板10+2mm タンク直径 1,900mm タンク長さ 10,600mm タンク周囲 ジャケット式外部加熱管+ グラスウール厚さ60mm ●荷役方式 荷役方式 上入れ下出し式 |
●下廻り 台枠形式 平形 長さ 11,500mm BC間距離 8,200mm(推定) 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KE305形 台車 TR41C→TR41DS形 (第二次台車改造) |
【写真157】 タキ3900形3951 昭和51年8月2日 秋田港駅にて P:吉岡心平