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タキ10700形10730 |
私有貨車 |
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番号 |
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●積荷 |
■入口 |
タキ10700形は以前セミナーで紹介したこともあり、今回が弊サイト初登場だ。 タキ10700形は35トン積希硝酸専用車で、昭和43年から平成7年にかけて60両が製作された。タキ8100形30トン車をそのまま拡大したスタイルだが、製造中に保安度向上による設計プラクティスの変化があり、車体構造やブレーキ装置・台車に変化が見られる。 タキ10730は昭和48年2月に日車で製作された。タンク車生産ではトップの同社も、こと希硝酸の分野では日立・三菱・富士重などの後塵を拝し、本車を含め僅か4両を製作したのみである。 |
外観・構造は富士車両製のタキ10700形に酷似し、流石にそつなくまとめられていた。宇部の所有車は、設計比重が1.32と低いため、タンク寸法は直径1,950mm・長さ9,230mmと他社より約30cm長い点が特徴であった。 所有者は宇部興産KK・常備駅は宇部港であった。越中島や西名古屋港の化成品センターが主たる運用先だったようである。昭和61年8月に、廃車となった。 |
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【写真143】 タキ10700形10730 昭和51年2月27日 越中島駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第25巻に「P01454」として収録されています。