タキ7300初代形47325 |
私有貨車 |
形式 |
▲タキ7250形 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
今回からCD−ROM第21巻に収録した写真を紹介する。 タキ7300形は35トン積セメント専用車で、総両数523両のうち308両を川崎が、残る215両を日立がそれぞれ製作した。川崎製については既に試作車を紹介したので、今回は日立製の例を示すことにしよう。 タキ47325は昭和39年11〜12月日立で製作された10両ロットのラストナンバーである。このロットは本形式で唯一の日立セメント所有車で、ホキ3500形のように、隣接車間で通行するための歩み板が設置されているのが、他社向には無い外観上の特徴である。 |
タンク体は普通鋼製で、川崎製と同じくFE2形異径胴を採用した。タンク寸法は両端直径2,050mm・長さ8,830mmと、川崎製より少し太くて少し短かい。 所有者は日立セメントKK・常備駅は日立であった。写真は水江町にあったストックポイントへセメントを輸送していた際の姿である。一時期、タキ47325を含む7両は三ヶ尻駅常備となったが、平成10年4月に日立駅に復し、平成12年7月に廃車となった。 |
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【写真119】 タキ7300初代形47325 昭和51年7月18日 塩浜操駅にて P:吉岡心平