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タキ8700形8711 |
私有貨車 |
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●積荷 |
■入口 |
タキ8700形には様々なタイプがあるが、今回はCD−ROM第4巻に収録した、純アルミタンク車の例を紹介する。 タキ8700形は30トン積の酢酸ビニル専用車で、昭和35〜44年に27両が製作された。積荷の純度保持のため、タンク体はステンレス製とするのが標準だが、このうち3両は、純アルミ製のタンク体を持っていたことが知られていた。 タキ8711は10と共に、昭和40年5月日立で製作された。タンク材質は高純度アルミニウムで、板厚は胴板13mm・鏡板20mmであった。タンク寸法は直径1,890mm・長さは11930mmで、周囲には保冷用の厚さ150mmのグラスウール製断熱材が、タンク内部にはステンレス製の加熱管 |
があった・・・ あれ、何故保冷キセ付に加熱管があるのだろうか? 所有者は昭和電工KKで、常備駅は鹿瀬であった。同社の石油化学への進出により、昭和44年1月に徳山石油化学KK所有・周防富田駅常備に異動した。駅名は昭和55年10月に新南陽となり、昭和62年9月に廃車となった。 |
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■主要諸元 改造年 昭和40年5月 改造所 日立 設計比重 0.93 タンク容積 32.1m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付 |
タンク材質 純アルミニウム タンク板厚 胴板13mm・鏡板16mm タンク直径 1,890mm タンク長さ 11,930mm 熱絶縁 厚さ150mmグラスウール ●荷役方式 荷役方式 上入れ上出し式 |
●下廻り 台枠形式 平形 長さ 12,900mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KD254形 台車 TR41C形 |
【写真109】 タキ8700形8711 昭和49年4月17日 八木原駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第4巻に「P00188」として収録されています。