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タキ2100形32101 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
▲タキ22321 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
私有貨車の世界は奥が深く、まだまだ判らないことが無数にある。今回取り上げたタキ2100形の32100番台もその一つだ。 タキ2100形が30トン積石油類専用車であることを知らない貨車ファンはいないだろう。ところがそのラストナンバーはと尋ねられて、正解出来る人は稀であった。なぜならラストナンバーに見える番号が、3つあったからである。 第一の候補はタキ22247である。タキ22100から続く番台のラストで、昭和43年日車支店製と新製車では最後の製造であった。 第二の候補はタキ22332で、タキ3000形を改造したタキ22300番台の最終番号車。昭和46年日車改造で、キセ付ドームレスのタンク体は、とてもタキ2100形には見えない代物だった。 |
閑話休題、正解はタキ32102で、今回紹介する32101の僚車だ。タキ32100〜02は昭和37年11月日立製で、特殊用途・特殊構造により番台を分けたと思ったが、写真を撮って比べて見ると、通常のタキ2100形と寸分変わらない。 落成時の所有者は昭和石油KK・常備駅は塩浜であった。昭和44年5月浜川崎駅に異動し、昭和57年6月に廃車となった。なおラストナンバーのタキ32102は、昭和48年1月、苫小牧港開発線内での踏切事故により,不慮の死を遂げている。 |
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【第81週】020317作成、020828リンク追加、041205R4A、070713R4A2、130331R4B。 |
【写真81】 タキ2100形32101 昭和50年7月19日 塩浜操駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第14巻に「P00788」として収録されています。