吉岡心平のマーク

タキ6700形6750

私有貨車

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タキ6650形
タキ6800形

 番号
解説

タキ6701
タキ6752

 ページ
索引

第70週
第72週

積荷
●構造

入口


 タキ6700形は、既にタキ6752を紹介したが、今回はより古い車を解説する。

 タキ6700形は25トン積の塩酸専用車で、私有貨車には珍しく番台別けがあった。6700、01、50〜54の7両のうち、0番台の2両はタキ400形、50番台の5両はタキ1400形の改造車であった。
 一方、改造時期では00、01と50は昭和33年、51以降は昭和43年と2グループに区分され、外観・構造は両者で大きく異なっていた。

 タキ6750は昭和33年8月汽車東京でタキ1408から改造された。種車は昭和26年3月汽車東京製で、わずか7年半で他形式に改造されたこ

とになる。
 改造では従来のタンク体を廃棄し、新製した内面ゴムライニングタンク体に載せ換えた。
 台枠以下は種車のものをそのまま流用したため、昭和20年代に汽車が愛用した枕梁間側梁省略タイプとなり、BC間距離もタキ6751以降と比較して短い。台車はTR41Aから第一次台車改造で41Dに改造されている。

 所有者は東亜合成化学工業KK・常備駅は坂出港であった。その後、常備駅は昭和36年10月に名電築港に移り、昭和41年1月の名古屋臨海の発足で昭和町に改称された。昭和51年7月に廃車となった。


タキ6750形6750の写真

【写真71】 タキ6700形6750 昭和49年2月19日 東港駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第12巻に「P00708」として収録されています。


【第71週】020106作成、040128R4、050425R4A、070810R4A2、081120R4BY、130714R4C。