吉岡心平のマーク

タキ1800形1858

私有貨車

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タキ1700形
タキ1900形

 番号
[ロット表]

タキ1850
タキ1860

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第65週
第67週

積荷
●構造

入口


 色々取上げたベンゾールタンク車の中でもタキ1800形は、キセの有無などでなかなか楽しめる形式である。

 タキ1800形は30トン積ベンゾール専用車で昭和27〜39年にかけて、1800〜11、14〜66の65両が製作された。タキ1812、13は何故か欠番である。

 タキ1858は1856〜58の一員として、昭和37

年6月富士重で製作された。暖地向のキセ無しグループに属し、写真の通り標準的な30系タンク車である。一見すると石油類専用車と区別が付かないが、安全弁が2個ある点が唯一の識別点だ。

 所有者は本州化学工業KK・常備駅は紀三井寺であった。汐見町には輸入ベンゾールの基地があったようで、日本曹達や本州化学、伊藤忠などのベンゾールタンク車がしばしば訪れていた。昭和58年8月に廃車となっている。


■主要諸元
製造年   昭和37年6月
製造所   富士重
設計比重 0.88
タンク容積 34.1m3

●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 普通鋼
タンク内面 厚さ0.1mm亜鉛メタリコン
タンク板厚 胴板9・鏡板12mm
タンク直径 2,050mm
タンク長さ 10,800mm
付帯設備 加熱管装置
●荷役方式
荷役方式 上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式   平形
台枠長さ   12,000mm
BC間距離  8,700mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254形
台車      TR41C形

タキ1800形1858の写真

【写真66】 タキ1800形1858 昭和49年5月30日 東港駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第11巻に「P00607」として収録されています。


【第66週】011125作成、021104リンク追加、040214R4、041219R4A、070903R4A2、090522R4BY、130830諸元追加+R4C。