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タキ3000形13306 |
私有貨車 |
○ |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
今週は、貨車自体は特に変わった点はないのだが、使い方が一寸面白い例を紹介しよう。 タキ13306は昭和34年富士重で、タキ3000形ガソリン専用車の13304〜08(5両口)の一員として誕生した。外観・構造はタキ3000形でも標準と言っても差し支えないもので、これと言った特徴に乏しいが、本車はその使い方が面白かった。 |
ク車にシート掛けした例は珍しいのではなかろうか。一見すると、まるでシャワーキャップのようだ。また同様の趣旨から、安全弁も空き缶のような円筒が被せてある。なお、共同石油KK所有のタキ35000形も同一運用に充当されていた、これにもビニールシートが活躍していた。 所有者は日本鉱業KK・常備駅は船川港だったが、昭和41年8月の民族系石油会社の大合同で共同石油KKとなった。写真は越中島に機械油を輸送して来た際の姿である。昭和58年12月には日本陸運産業KK・神栖駅常備となり、翌59年8月に廃車となった。享年25歳であった。 |
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【写真60】 タキ3000形13306 昭和49年2月26日 越中島駅にて P:吉岡心平