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タム3900形3964 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
▲タム3962 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
弊ウエブサイトの問題点の一つに、どうしても変形車を優先して紹介する点がある。既に鬼籍に入った形式だと、ここで紹介した変形車が形式代表と思われるようで始末が悪い・・・ と、言いながら、またまた変な車を取上げる(汗)。 タム3964はタム3900形のラストナンバーで、昭和36年3月三菱でタム200形285から改造された。なお、同時にタム284もタム3963に改造されている。種車となったタム285は昭和26年4月新潟製で、改造ではタンク体を切り詰め、タンク容積を小さくした。このためタンク受台を内側に移設したため、なんともバランスの悪い外観となってい |
る。ドーム廻りの作りは、特別編34で紹介しはたタム279を見て頂きたい。また写真では「内面」ゴムライニング」の標記があるが、恐らくカセイカリへの兼用化にあわせて改造されたものと思われる。 所有者は大阪曹達KK・常備駅は安治川口であったが、昭和36年12月から8ケ月間は浜小倉駅常備となっている。昭和41年9月、専用種別は「カセイソーダ液」から「カセイソーダ液及びカセイカリ」に変更されたたが、写真では「カセイカリ液専用」となっているようだ。写真を撮影した時点では安治川口駅構内で朽ち果てつつあり、僅か8ケ月後の昭和49年10月に廃車となっている。 |
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●種車形式 タム200形279 新潟製タンク体を持つタム200形。 |
【写真59】 タム3900形3964 昭和49年2月21日 安治川口駅にて P:吉岡心平