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タム5400形5400 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
タム5400形は私有貨車セミナーで解説したことがあるので、覚えている人は覚えている事だろう。なお積荷の「トリクレン」はトリクロールエチレンの東亞合成での商品名で、「ユーロイド」と並んで、商品名を専用種別化したものとして著名であった。 タム5400は一形式一両の16トン積トリクレン専用車。半端な荷重から判る通り、他形式からの改造車である。生まれは昭和10年6月汽車製のタム100形101で、我国初のアルミニウム製タンク体を持つタンク車の1両である。海軍火薬廠の所有で、敗戦により一旦除籍されたが、昭和26年2月に東京油業KK所有として復活した。その後、昭和27年2月東急で劣化したアルミ製タンク体を鋼製 |
タンク体に載せ変え、タ1000形11トン積ベンゾール専用車のタ1047となった。そして8ケ月後の昭和27年10月に、専用種別をトリクレンに再び変更したのが本形式である。 所有者は日米石油KK・常備駅は伏木であった。晩年はタム8600形などと共通使用されていたようだ。昭和52年2月に廃車となっている。 |
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【第61週】011028作成、040123R4、050315リンク追加、050407R4A、070710R4A2、090528R4BY。 |
【写真61】 タム5400形5400 昭和49年3月18日 昭和町駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第10巻に「P00594」として収録されています。