吉岡心平のマーク

タキ7050形7051

私有貨車

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タキ7000形
タキ7100初代形

 番号
解説


タキ7053

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第4週
第6週

積荷
●構造

入口


 四塩化炭素専用車で問題となるのが、35トン車にタキ7000形と7050形の2形式があることだ。車歴を紐解けば、昭和33年にタキ7000形の第一号車が登場し、昭和39年には7009を数えるまでとなった。ところが昭和40年忽然と登場したのがタキ7050形の7050、51である。軽量化が進み、換算両数を変更したため別形式にしたように思えるが、昭和44年にタキ7000形7012が増備されたことから、話がややこしくなった。つまるところ、タキ7050形式を新設したことと、その後それを無視したことが混乱の原因だった訳である。

 タキ7050形は昭和40〜52年に19両が汽車・日車・富士重で製作された。

 タキ7051は7050と共に本形式の初ロットで、昭和40年3月汽車東京製である。

 ステンレス製のタンク体は本形式で唯一ドーム付である。溶接部の粒界腐食を防止するため、通常タンク体内部にある補強環は、タンク外周に移設されている。
 台枠は、10系タンク車の流れを汲み、ハット断面の高張力鋼製中梁を用いた汽車会社特有のものであった。

 所有者は東亜合成化学工業KKで、常備駅は四国の吉成をスタートに、昭和47年10月に勝瑞、昭和59年1月に昭和町に異動し、平成6年6月に廃車となった。


●関連形式 タキ200形202 酷似したタンク体を持つトリクロールエチレン専用車。


タキ7050形7051の写真

【写真5】 タキ7050形7051 昭和49年9月29日 伏木駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第1巻に「P00029」として収録されています。


【第5週】000930作成、011129リンク追加、020905本文修正、050211R4A、070702R4A2、071114ロット表を形式解説16に移設+リンク変更、081107R4BY、130906R4C。