Laekks イタリア
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L 2軸特殊平貨車
a 連接車
e 自動車輸送用(2層構造)
kk 20t≦最大荷重<25t
 (2軸車のみ適用)
s 積車最高速度100Km/h

■Laekks
 最大荷重が20トン以上25トン未満、積車最高速度が100km/hで、2層構造の自動車輸送用の連接平車である。なお、UICルールでは2軸車と異なり連接車・連結車には最大荷重の定義がないため記号kkは不要で正しくはLaesである。
 形式番号(Technical characteristics )の上3桁は写真から判断すると425が割り当てられている。
 イタリアのLaekks形は形式番号4253~4254が確認されている。
   2020.5.3作成 2023.10.8更新
43 83 4253 022-9 I-SITFA Laekks 撮影:佐藤浩樹 2011.6.14 Gremberg操車場(ドイツ)
国-所有者 イタリア SITFA      ■相互運用性 43 ■形式番号 4253 撮影済番号022(1輌)
S(100km/h)荷重18.0t(A 軸重16t~C 軸重20t)
自重25t 全長26.24m 最大軸距9.00m×2=18.00m
走り装置:両端 2段リンク式(車輪径760mm)、中央 構造不明1軸台車(車輪径760mm)
 イタリアの鉄道による自動車輸送会社SocietàItaliana Trasporti Ferroviari Autoveicoli(所有者コードSITFA)所有の自動車(新車その他)輸送用連接3軸貨車で、全長26.24mの長大な連接車ながら荷重は最大18トンと少ない。SITFAの形式はLaekks146形である。また、連接車には最大荷重の区分記号が無いのだが最大荷重18トンに関わらず2軸車で20トン以上25トン未満を示すkkが付されていて、UICの形式記号付番ルールに2重に合致していない。
 2車体連接の2階建構造で、上下2段に自動車を積載する。1車体は、台枠と一体をなす連接側の片側側面1枚の板状の支柱と連結器側のトラス状の支柱とその上に固定された上段、さらに可動式のオーバーハング部分から構成される。上段・下段はそれぞれ自動車走路・タイヤ用緊締装置・隣接車輌への渡り板から構成され、下段は両端車輪付近から連接部にかけ低床となっている。また、自動車積み込み・積み下ろし時に上段車端側(端面から5~6m部分)を下段高さまで下げてスロープとし、下段高さから自動車を自走して上段に積み込むことができる。走り装置は3軸で、両端軸はそれぞれの車体に固定され、中央軸は前後にピボットを有する1軸台車構造で、このピボットに前後それぞれの車体が乗る構造である。
43 83 4253 917-0 I-SITFA Laekks 撮影:掘井純一 2019.5.24 Mannheim(ドイツ)
国-所有者 イタリア SITFA      ■相互運用性 43 ■形式番号 4253 撮影済番号871…968(7輌)
S(100km/h)荷重18.0t(A 軸重16t~C 軸重20t)
自重27.2t 全長26.24m 最大軸距9.00m×2=18.00m
走り装置:両端 2段リンク式(車輪径不明 760mm)、中央 構造不明1軸台車(車輪径不明 760mm)
 SITFA所有の自動車(新車その他)輸送用連接3軸貨車で、SITFAの形式はLaekks367形およびLaekks369形であるが、自重が約26トン弱、約27トン強が相違点以外同一構造・同一寸法であり相違点は不明。また、外観は異なるが、主要寸法と構造はLaekks146形と同一である。
43 83 4254 484-0 I-SITFA Laekks 撮影:掘井純一 2019.5.24 Mannheim(ドイツ)
国-所有者 イタリア SITFA      ■相互運用性 43 ■形式番号 4254 撮影済番号482…507(5輌)
S(100km/h)荷重18.0t(A 軸重16t~C 軸重20t)
荷重18.0t(軸重16t)~18.0t(軸重20t) 自重27.2t 全長26.24m 最大軸距9.00m×2=18.00m
走り装置:両端 2段リンク式(車輪径不明 760mm)、中央 構造不明1軸台車(車輪径不明 760mm)
 SITFA所有の自動車(新車その他)輸送用連接3軸貨車で、4253形の続番形式。
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