貨車銘板研究室−019 汽車製造→(川崎重工) 昭和25年 汽車製造 東京製作所 昭和36年 汽車製造 東京 (タキ1500形15265) |
2002/6/15 作成 |
■社名・工場の変遷
■ 昭和25年 汽車會社 東京製作所 写真106 P:吉岡心平
【吉岡心平さんから貴重な写真を提供して頂きました】 ■ 昭和36年 汽車會社 東京 写真107 汽車會社は,戦争末期の昭和19年に,東京工場を東京製作所に大阪工場を大阪製作所と組織名の変更を行い,昭和47年の川崎重工への合併まで使用された。 銘板では,昭和26年から製作所の文字が消え,大阪では「大阪」の間に汽車會社の社章が刻まれるようになった。一方,東京ではこの社章が入ることが無く,伝統の大阪製作所と,平岡工場が母胎となった東京製作所との差を見せつけられた。 写真107の「昭和36年汽車會社東京」銘板の持ち主は,当時の石油類の標準車タキ1500形15265のものである。タキ15265は昭和36年9月26日に車籍編入された15263〜15267の5輌中の1輌で,所有者は日本陸運産業(株),常備駅は浜安善である。 外観・構造は角度のきつい斜め1枚板の受台に汽車の特徴が見えるぐらいで,他は,ごくありふれた30系タンク車そのものである。しかし,実容積は38.0m3と,他のタキ1500形より若干小さいが,空容積を大きめとっているためかタンク長さは12,000mmと標準的は39.0m3車と大差ない。一方,固定軸距は9,200mm,台枠長さは12,500mmと標準的な寸法に対して400mmほど短くなっている。 所有者と常備駅は終生代わることなく,東京近郊のファンにとってなじみの車輌であったが,昭和62年6月に廃車された。
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汽車の銘板 昭和24年 汽車會社 大阪製作所 タム4000形4027 昭和34年 汽車會社 大阪 昭和4年 汽車製造會社 東京支店 秩父鉄道ホキ10形11 昭和17年 汽車會社 東京工場 タム100形118 昭和25年 汽車會社 東京製作所 昭和36年 汽車會社 東京 タキ1500形15265 昭和43年 汽車會社 宇都宮 |