吉岡心平のマーク

タム100二代形115

私有貨車

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▲タム100初代形
タム200形

 番号
[ロット表]

タム112二代
タム139

 ページ
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第669週
第671週

積荷
●構造

入口


 タム115二代は敗戦で除籍された同車初代を昭和24年9月に再度車籍編入した車両である。

 タム115初代は昭和16年5月に大阪鉄工所で111〜115の5両ロットとして製作された。所有者は海軍火薬支廠で、昭和17年10月に第一海軍火薬廠に改称したが、敗戦で車歴は一旦途切れることになる。
 タム115二代目として復活した際の所有者は日本陸運産業KK・常備駅は浜安善であった。

 昭和25年2月に旭交易KKに移籍し新興駅に常備されたが、どうも糖蜜輸送に使用されたようである。5月には社名が東京交易KKに変わったものの、昭和28年7月に日陸にバックされ再び浜安善駅常備となった。その後、昭和32年10月には三菱化成工業KKに移籍し黒崎駅常備となった。ようやく本来の濃硝酸輸送に復帰し、タンク体も三菱製の新品に載せ替え、その後は新車同様の活躍を見せた。昭和63年5月に社名は三菱化成KKとなったが、その直後に廃車となった。


タム100二代形115の写真

【写真670】 タム100二代形115 昭和51年10月10日 安治川口駅にて P:吉岡心平

新品のタンク体部分は他車と酷似するが、大阪製は日立製より軸距が長いのが識別点。

この写真は吉岡写真CD−ROM第42巻に「P02514」として収録されています。


【第670週】130630作成R4C。