吉岡心平のマーク

タム5000形6000

私有貨車

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タム4900形
タム5100形

 番号
[ロット表]

タム5096
タム6018

 ページ
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第590週
第592週

積荷
●構造

入口


 タム6000に遭遇して撮影した時、小躍りした事を思い出す。何故なら同車は味タムでも屈指の訳アリ車両だったからである。

 タム6000は昭和28年10月汽車東京で6000〜6002の3両ロットとして製作された。ロット当りの製作数が少ないのは味の素所有ではないためである。タンク車に詳しい方は驚くに違いない。何故なら他社から移籍した味タムは、僅かこの1両しかないのだから…。

 と期待したものの、外観と構造は味タムとうり二つでガッカリしたのも事実である。

 落成時の所有者は新日化産業KK・常備駅は浜川崎で、昭和31年3月に常備駅は変えずに味の素KKに移籍した。その後は昭和53年2月にはアミノ酸専用となり昭和60年8月に廃車となった。なお写真では常備駅標記が塩浜(操)と妙な書き方になっているが、事故で臨時入場した鷹取工場が間違ったためと言われている。


■主要諸元
製造年   昭和28年10月
製造所   汽車東京
ガス定数  1.11
タンク容積 13.5m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 普通鋼
タンク板厚 胴板9・鏡板12mm
タンク内面 ゴムライニング
タンク直径 1,690mm
タンク長さ 6,350mm
●荷役方式
荷役方式 上入れ上出し式
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      7,100mm
BC間距離  4,000mm
留置ブレーキ 片側
空気ブレーキ KD203形
走り装置   二段リンク式

タム5000形6000の写真

【写真591】 タム5000形6000 昭和51年3月22日 西岡山駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第42巻に「P02517」として収録されています。


【第591週】111225作成R4C。