吉岡心平のマーク

タム3250形3335

私有貨車

 形式
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タム3200形
タム3400形

 番号
[ロット表]

タム3331

 ページ
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第538週
第540週

積荷
●構造

入口


 タム3335は本形式のラストナンバーとして、昭和35年9月日車本店で孤立ロットとして製作された。

 三井化学の本形式では昭和30年同一メーカー製の3326,3327以来であった。同社製のタム3250形はタンク体が太いのが特徴で、その分台枠も短くなりずんぐりした印象だ。前作に比べるとタンク受台が二軸車特有の小型8個から、ボギー

車と同じもの4個になったのが変更点である。またタンク踏板にある手摺も落成時から装備し、走り装置も製造当初から二段リンク式であった。

 落成時の所有者は三井化学工業KK・常備駅は笠寺であった。昭和43年10月、東洋高圧との合併により社名は三井東圧化学KKとなった。常備駅は昭和48年6月に宮浦、同年9月には大牟田と変わった。昭和59年10月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和35年2月
製造所   日車本店
設計比重  0.85
タンク容積 17.7m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 普通鋼
タンク板厚 胴板9・鏡板12mm
タンク内面 ザップコート塗装
タンク直径 1,890mm
タンク長さ 6,600mm
付帯設備 加熱管
●荷役方式
荷役方式 上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      7,350mm
BC間距離  4,200mm
空気ブレーキ KD203形
走り装置   二段リンク式

タム3250形3335の写真

【写真539】 タム3250形3335 昭和50年7月29日 宮浦駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第22巻に「P01309」として収録されています。


【第539週】101226作成R4C。