吉岡心平のマーク

タキ8100形8107

私有貨車

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タキ8050形
タキ8150形

 番号
解説

タキ8105
タキ8111

 ページ
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第517週
第519週

積荷
●構造

入口


 タキ8107は昭和36年3月三菱で、8106〜8109の4両ロットで製作された。

 三菱化成の本形式では、二ヶ月前に同一メーカーで製作されたタキ8105と全く同一の設計であり、シリンダと空気溜が一体となったKC形ブレーキや、車輪からの泥はねを防ぐ泥除けの装備など、当時の三菱製タンク車の特徴が満載である。
 写真では液出用のS字管が撤去されているが、これはクロールスルホン酸輸送に転用された車両

の特徴である。また液出しの際、圧縮空気をタンク内に送気する空気用S字管も、ドームとの接続部に仕切弁を新たに追加したため位置が右にずれた。タンク体に管押えの残骸が見えるのはこのためである。

 落成時の所有者は三菱化成工業KK・常備駅は黒崎であった。社名は昭和63年に三菱化成KK、平成6年に三菱化学KKと変わったが常備駅は黒崎で変わらず、平成10年12月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和36年4月
製造所   三菱
設計比重 1.42
タンク容積 21.6m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 ステンレス鋼
タンク板厚 胴板8mm・鏡板10mm
タンク直径 1,870mm
タンク長さ 8,130mm

●荷役方式
荷役方式 上入れ上出し式
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      8,800mm
BC間距離  5,500mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KC254形
台車      TR41C→TR41D形

タキ8100形8107の写真

【写真518】 タキ7250形27263 昭和51年3月21日 安治川口駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第41巻に「P01992」として収録されています。


【第518週】100801作成R4B、130806R4C。