タキ3700形3707 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ3707は昭和32年1月三菱で孤立ロットとして製作された。 本形式には保温キセの無い無水酢酸用とキセ付の酢酸用とがあり、後者の第一号は昭和31年三菱製の新日本窒素向3705,3706であった。大日本向の酢酸専用車は本車が初めてで、主要諸元と基本構造は新日本向の前作に準拠する |
が、従来なかったドームの周囲にもキセが追加された。なお液出装置は後天的に改造されている。 所有者は大日本セルロイドKK・常備駅は新井であった。社名は昭和41年2月にダイセルKK、昭和55年1月にダイセル化学工業KKに変わった。昭和51年10月には臭気防止のため液出装置の改造を受けた。平成3年6月に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和32年1月 製造所 三菱 設計比重 1.05 タンク容積 29.0m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付 |
タンク材質 純アルミ(A1P0) タンク板厚 胴板13・鏡板16mm タンク直径 1,885mm タンク長さ 10,800mm 熱絶縁 厚さ50mmグラスウール ●荷役方式 荷役方式 上入れ下出し式 |
●下廻り 台枠形式 平形 長さ 11,700mm BC間距離 8,000mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KD254形 台車 TR41C形 |
【写真2502】 タキ3700形3707 昭和63年10月1日 安治川口駅にて P:吉岡心平