吉岡心平のマーク

タキ3800形3803

私有貨車

 形式
索引

タキ3700形
タキ3850形

 番号
ロット表

タキ3800
タキ3806

 ページ
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特別編1496
特別編1498

積荷
●構造

入口


 タキ3803は昭和41年12月富士車両で孤立ロットとして製作された。

 日車が開発したスクリューコンベア式荷役装置を持つ本形式を、宇部興産が同社関連の富士車両に製作させたもの。恐らく日車同意のもとに図面を支給したものと推察されるが、富士車両では

慣れない工作に手を焼いたらしく、次ロットでは車体主要部を日車支店が製作し、艤装と最終組立を富士車両が行うように変更された。

 所有者は宇部興産KK・常備駅は宇部港であった。昭和43年6月に博多港に移動したが昭和54年6月に廃車となった。


●参考文献 吉岡心平「カマボコ形タンク車のすべて・私有貨車セミナー第31回」;RM149号(1996)


■主要諸元
製造年   昭和41年12月
製造所   富士車両
設計比重 1.1
タンク容積 31.8m3
●上廻り
タンク形態 カマボコ形
タンク材質 普通鋼
タンク厚さ 胴板・鏡板6mm
タンク直径 2,300mm
タンク長さ 9,600mm
●荷役方式
荷役方式 エアスライド式+縦形スクリ
       ューコンベアによる上部排出
●下廻り
台枠形式   中央部中梁省略形
長さ      10,700mm
BC間距離  7,400mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KE305形
台車      TR41C形

タキ3800形3803の写真

【写真2497】 タキ3800形3803 昭和56年6月6日 小名浜埠頭駅にて P:堀井純一

【堀井さんから貴重な写真を提供して頂きました】


【特別編1497】130316作成R4C。